内臓脂肪が溜まるメカニズム

食の欧米化が進み、今では高カロリー、高脂質な食事が当たり前になってきました。
これが内臓脂肪を溜める最も大きな原因である、と考えられています。

 

脂質の高い食事が増えると、当然その分多くのカロリーを摂取することになります。
摂取された食事は一度エネルギーという形に変換されて血液の中に溶け込みます。
消費されれば良いのですが、消費されなかった分のエネルギーは脂肪細胞や肝臓へと運ばれていきます。
そこで中性脂肪に変換されて、脂肪として蓄積されていく、という仕組みです。

 

特に現代人は交通機関の発達、そしてネットワークの発達によって運動をする機会が圧倒的に減ってカロリー消費量がとても少なくなっていると言われています。

 

つまり、運動不足も内臓脂肪を溜める原因となっている、ということです。

 

さらにはストレスや生活習慣の乱れも内臓脂肪を蓄積する原因になっていると間がられています。

 

遺伝的な要因

同じ食事量をとっても、痩せる人と太る人がいます。
これは遺伝的な要因によるもの。

 

太りやすい人は摂取したエネルギーを上手に消費して、余ったエネルギーを効率よく脂肪に変えて蓄えることができます。

 

一方で食べても太らない人というのは、摂取したエネルギーの消費が激しく、また余ったエネルギーを脂肪に変換するのが効率よく出来ない傾向にあります。

 

どちらがより良い体質なのか、かと言えば、どちらもおかしく無いし、どっちが正しいということはありません。
生き抜くために遺伝子レベルで身体に刻み込まれた【体質】は、良く知って適切な生活を心がければなんら問題はありません。

 

「あの人は美味しい食べ物をいくらでも食べることが出来てうらやましい」
と思うこともあるかもしれません。
しかし、もしも未曾有の飢餓時代に入ったときにどちらがより長生きできるか、と言えば少ないエネルギーで効率よく身体を動かすことができる体質でしょう。

 

ただ、現代の日本は飽食の時代であるがために【太りやすい体質が悪い】と思われがちになっているだけです。

 

それが分かっているなら、食事の量をコントロールするなり、運動をすれば良いことです。

 

脂肪細胞は肥大化する

脂肪を蓄える脂肪細胞は個人個人によって大きさが異なります。
標準的な体型の人の脂肪細胞はおよそ300億個。
一方、肥満体型の人であれば600億個程度あるといわれています。
つまり、その分エネルギーを蓄える容量が多い、つまり太りやすいと考えることができます。

 

一度増加した脂肪細胞の数を減らすことは出来ないとされています。
しかし大きさは変化します。

 

摂取カロリーのコントロール、そして運動習慣を見直すことによって脂肪細胞を適切な大きさに戻して内臓脂肪を減らすようにしましょう。